3月21日 第1段階 3時間目
教習所通い2日目。この日から早速、卒業検定と同じコースを走るらしい。「大型は回数少ないから、早目にコース覚えてね」ということで、前回の教習終了後から2日間、コース表とにらめっこしていましたが、実際に走ってみないとイマイチ感覚がつかめず、なかなか覚えられません。
指定されているコース順路は2コースあり、普通二輪免許を取りに来た時には、卒業検定当日までどちらのコースを本番で走ることになるのか知らされなかった(というか当日にくじ引きで決めた記憶が…)ため、必死で2コースとも覚えたものですが、そんな“運転技術とは一切関係の無い記憶力”で検定が左右されるのもいかがなものか?と、私同様に思っていた人が多かったのか、少し前から改善されたそうで、今回は検定に使われるのは1コースだけになっていました。…まぁ、その使われる方のコースは、もう一つのコースよりも比較的難しい気がするのが残念ですが。
ちなみにコース表は教習生には配布されず、所内に貼ってあるコース表を直接目で見て暗記するか、もしくは受付で30円払ってコース表のコピーを自分で買わなければなりません。そのコピーというのがまた、本当にただの白黒コピーで、2輪コースマップに手書きで順路の矢印が書き加えられただけのシロモノ。矢印が交錯していて全然順路が分からないので、普通二輪の時と同様に、自分で色鉛筆で周回ごとに色分けして覚えました。何千何万円単位で教習料取っておいて、(天才的な記憶力の人以外は絶対に必要になってくる)コース表のコピーを30円で別売してるのって、なんだかすごくセコイ気がします。それくらい、入所の時に無料で配布するか、どうせお金を取るならちゃんとしたカラー刷りの物を、100円くらい取って販売してほしいものです。今時手書きじゃなくって、ちゃんとパソコンで整線されたものを。
早目に行って、所内で実際にコースを見ながら順路を覚えようと、1時間ほど早く教習所に赴くも、結局集中できずに暇になって、二輪コース周辺をウロウロ...。懐かしの普通二輪教習車(CB400SF)を発見しました。この銀色11号車、クラッチが急に繋がってガクンガクンと走りにくかったな〜。青い新型も2台納車されていましたが、新型なのに「SpecIII」の文字が見当たりません。教習車はVTEC無しですか。
結局コースを全然覚えられないうちに教官がやって来て、教習開始。この日も前回と同じ、銀色の22号車を押し歩きしてウォーミングアップです。前回よりも軽く取り回せた気がするのは、早くも慣れてきている証拠?
一通りコースを押し歩いてきて、発着点に戻ると、早速教官から「コース覚えて来た?」のひと言が。一応目は通してきたけど…というような、極めて歯切れの悪い返事をしていると、「じゃぁ自分が先導してコース走るから、ついて来ながら覚えろ」とのありがたい(?)お達しで、いそいそと教官の後に続くヘッポコな私…
…って教官、速ッ!!
殊更大きく車体を倒しこんだりしながら、えらいスピードで走る教官に、ついていくのがやっとで、全然コース覚える余裕がありません。…分かった。教官が運転上手いのは十分に分かりましたから、頼むからもう少しゆっくり先導して下さい。確かに自分が教官の立場でも、初心者を前にして自分のライディングテクニックを見せびらかしたくなる気持ちはよく分かります。でもプロの教官として、仕事なんだから、ヘタッピぃな教習生に合わせて走行する姿勢を、もう少し見せてくれたらどうよ?
結局、あんまりコース順路を覚えられないまま、先導走行終了。教官はうまく先導できたと思い込んでいるようで、「あとは自分で何回も同じコースを繰り返して走るように」と言い残して、もう一人の普通二輪の教習生さんの方へ走り去っていきます。全然覚えてませんとは言い出せないままに、記憶を辿り辿り走り出しましたが、早速最初に回らなければならない踏切を忘れて、二番目の坂道の方向へ走ってしまいました。慌てて私の教習車を止めに来る教官。「どこ走ってるの?」って、イヤミですかコラ
「一度間違えたら、続けて走らずに、発着点に戻って最初から走り直し」を言い渡されて、その後は何度か間違いながらも自分で発着点に戻って覚え直し、走り直し…の繰り返し。3周目くらいで、ようやくコースを覚えてきました。
←ちなみにこの踏切、越えてすぐの所に“あからさまに見通しの悪い街路樹”が植わっていて、なかなか気が抜けません(笑)
延々繰り返してコースを走っていると、どこからか子どもの声で、「ガンバレ〜!」の声援が。見ると、教習所の向かいの家の2階の窓から、3人くらいの小学生がこちらに向って手を振っているのが見えました。教習所付近の住宅なんて、騒音被害であんまり教習のことを快く思っていないだろうに。
教官は普通二輪の若者(苦笑)につきっきりで、全然こちらを見ていなかったので、調子に乗って子どもに手を振り返すと、笑顔で応えてくれました(^-^)

結局この日はコース順路を覚えて走ってただけで終了。教官から何ひとつ技術的な助言もなかったんですが、これでいいのでしょうか?自分でも意外なほど乗りこなせてたとは思うけど、何も言われないと、逆に不安になってきます。

3月24日 第1段階 4〜5時間目(見きわめ)
教習3日目。教習所で教習原本を受け取ると、初日の入所時に行なった適性検査の結果用紙が挟んでありました。どうせ教習とはあんまり関係ないからと適当に記入したわりには、まぁまぁの好結果?です。「判断力」だけC判定なのは、あの知能テストみたいな図研判別問題の影響かな。
さて、この日の教習は、スケジュール表に「MA」と書いてある。MA?モビルアーマー?などとトンチキなことを考えながら確めてみると、どうやら“ミッション教習者がAT車に乗ってみる”という時間らしい。先日、少ないAT教習者のためだけに大型スクーターを用意して、教習所も大変!みたいなこと書きましたが、MT教習者も乗らされるとは…。大型のAT教習車は、スズキのスカイウェブ650。見るからにデカくて死ぬほど重そうです(^^;
教習前の恒例の“ウォーミングアップ押し歩き”は普通にCB750でさせられた後、コイツに乗り換え…と思っていたら、「400ccもあるけど、どっちにする?」と教官。Σ(゜ロ゜; 400ccも選べるんかい!! そりゃ多少でも軽そうな400に決まってまんがなー!
…というわけで、グランドマジェスティ400に乗り換え。スカイウェイブの400も置いてあったけど、なぜかコッチを指定されました。
せっかくの機会だから、650に乗っておけばよかったかな?と自分のヘタレ具合を反省しつつ、グランドマジェスティ400の隣に立つと、400でも十分デカい!! 第一段階の間はセンタースタンドを立てないといけない決まりになっているのですが、コイツのセンタースタンドはなかなか苦戦します。スタンドをはらおうとして勢いがつき過ぎ、今回の教習で初めて車を倒してしまいました(>_<) 起こすのがまた重そう…と思っていましたが、引き起こしは意外と楽でした。
「スクーターはタンクが無くて、ニーグリップができないから、シートの背もたれに腰を押し付けて、体を固定するんだッ」という教官のありがたい助言を頂き、早速始動……始動……しど……あれ? イグニッションはONになってるし、サイドスタンドもはらってるのに、セルが回らない?と思っていたら、ブレーキレバーを握っていないとエンジンがかからない仕組みになっているらしく、教官に指摘されました。知りませんがな、そんなこと。どこかで習いましたっけ?
ようやくエンジンを始動させて走り出してみると、やっぱり取り回しが難しい。ニーグリップできないから、余計にデカく重く感じます。そういえば四輪車のMT教習の時にもAT車に乗らされて、「ATは楽だって聞いてたけど、MTよりも怖い!」と思ったものですが、二輪車もMTの方が余程乗りやすく感じたのは、やっぱり慣れの問題でしょうか。そもそも“左手のレバーが後輪ブレーキ”ということに全然馴染めなくて、右手の前輪ブレーキだけで制動をかけてしまったり、ありもしないクラッチを切ろうとしてしまったりで、ギクシャクした運転に。特にスラロームや8の字などの“狭路を極低速で走る系”の課題で苦労しました。
さて、この日の2時限目は普通のMT車に戻っての教習。この時間(第1段階5時限目)で、うまくいけば1段階は終了…という、いわゆる“みきわめ”になります。もっと緊張するかと思っていましたが、普通にMT車に乗れるというだけでなんだかリラックスできて、落ち着いて臨めました。
“みきわめ”というくらいだから、小テスト的にコース走行をじっくり観察されたり、何か課題走行のようなことをさせられるのかと思っていたら、例によって「自分でコースを何度も周回して練習するように」との御達しが出ただけで、教習終了。あっけなく“みきわめ”をもらえました。他の教習生がたくさん居たからなんでしょうか。ラッキー?
今回の教習で指導らしい指導といえば「波状路の立位姿勢は、もっとヒザを伸ばして」ということのみ。5限目にして初めて技術的(?)な助言を頂けたような…。
ちなみに“波状路”というのは大型にのみ設定されている課題で、洗濯板のような人工の凸凹路面を“スタンディング状態で、極力低速走行で走りぬける”というもの。ここでも普段からトリッカーで無意味に(笑)スタンディング姿勢をとっていたことが吉と出て、上手下手はともかく、あまり抵抗感なく走ることができました。

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